いざうち@COVID19 〔2〕家族トリアージ
施設や病院などで療養するにせよ、移動までの数日は自宅療養せざるを得ません。施設療養の場合はマッチングのタイムラグがあるので、結果的に高熱が続く3~4日間は自宅療養となります。当事者を重篤化させないことと、家族が感染しないように、おうちトリアージが必要です。
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1.健康観察記録
1)健康観察記録 2)マイ体温計 3)あると安心、パルスオキシメーター
2.処方薬の用意
1)コロナの症状を緩和するお薬 2)おくすり手帳 3)熱を和らげるために…
3.非接触・非対面のシステム
1)おうちマスク 2)タオル 3)マイルーム食 4)オンライン連絡
4.介護ツール
1)感染者の衛生ツール 2)お世話係の簡易防御服 3)〔!重要!〕ごみの処理
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1.健康観察記録
1)健康観察記録
行政でも、病院でも、同じことを何度も聞かれます。当事者は高熱が続いているので「ぼ~」っとしているわけで、手元に何かなければ回答もできません。神奈川県「療養のしおり」には、記入用紙が入っています。また、C市では 健康観察期間の家族には 別途 用紙が封筒で届きます。
2)絶対必要!マイ体温計は1人1本。
各療養施設は「マイ体温計持参」、また感染を防ぐ意味でも、体温計は1人1本持っていた方がベター。わがやは「非接触体温計」を用意してあったのですが、結局のところ 体温計を追加購入しました。
3)あれば安心、パルスオキシメーター
陽性反応者には療養先にパルスオキシメーターの無償貸出がありますが「外出禁止=健康観察期間」の家族へのサポートはありません。2週間の「ひきこもり生活」で「なるかも、ならないかも」的な家族は不安です。コロナの場合 Ⓐ発熱 Ⓑ呼吸器官 が大きな症状です。酸素飽和度の数字が分かることで安心し、早めの対応が可能です。1つ5千円前後です。
2.処方薬の用意
1)コロナの症状を緩和するお薬
※必ず医師・薬剤師の診断を受けてから服用してください。各都道府県では24時間対応のオンライン受信ができます…がすぐつながるとは分かりません。手持ちの薬を整理して、心の準備をしておくと便利です。
Ⓐ発熱⇒アセトアミノフェン系/カロナール・コカール
Ⓑ咳・のどの痛み
■咳や痰⇒メジコン、ムコダイン、ムコソルバ、Cチステン、Lカルボテイン
■のどの痛み⇒SPトローチ、ロキソプロフェンなど
Ⓒ身体の痛み…節々や骨が痛む‥‥という例も
■ロキソニンテープ
2)おくすり手帳と処方薬
①おくすり手帳
診察券、保険証コピーなど…災害時用にまとめておくと便利です。施設療養、病院療養、いずれの場所でも必要です。
②処方薬〔!重要!〕
施設療養の場合は、一度入所すると「出戻り差入れ禁止」となるために、処方薬は自分で持参するかたちになります。処方を受けられるタイミングは、PCR検査の時か、または療養生活前に受診するかたちをとるしかありません。療養期間(2週間)分をきちんと出していただきましょう。
③施設療養時のオンライン受信
施設療養の際に、オンライン受信を希望して処方してもらえることになっていますが、希望が多く、つながるまで2日くらいかけ続ける…というのが現状です。またつながっても、すぐに処方していただけるわけではなく、療養施設から紹介された医療機関のオンライン受信後に処方されることになります。
3)熱を和らげるために…
暑い季節の発熱はきついものです。氷嚢やコールドスプレーなども用意しておくと便利。わがやは「ひんやりシーツパッド」を使用していましたが、当事者は楽なようです。
また、寝汗をかいたら すぐに洗濯してあげたほうがいいですよね…保健所や医療関係者によると「洗濯」によってウィルスは不活化されてしまうため、家族と分ける必要はないとのこと。とにかく、汗をかいたら洗濯機へ放り込みましょう。
3.非接触・非対面のシステム
1)おうちマスク
1.個室以外では、おうちマスク着用。マスクは外したら捨てる、使い捨て方式に。 2.オススメは2枚重ね。内側を普通の不織布マスクにしてどんどんかえるとラクです。
3.外側は韓国のKF94がオススメ。呼吸が楽で、おしゃれです。
2)タオル
保健所からも指導がありますが、トイレや洗面所で、同じタオルは避けたほうがいいですね。わがやは、防災の準備で、どちらにも「ペーパータオル(使い捨て)」を準備していたので利用しました。浴室でタオルを使用する場合は、消毒済みのものを出して使用し、1回ずつ消毒洗濯しました。
3)オンライン連絡
LINEの家族グループや、FBメッセージなど、家族のSNSグループをつくります。トイレに行くときなどは「行くよ!」と連絡して、非接触になるよう心がけます。
3)マイルーム食
食事は、トレイに載せて各自自分の部屋でとる、またはソーシャルディスタンスをとります。③エリアルールでご紹介する「飛沫防止シート」などの活用でもOK.
4.介護ツール
1)感染者の衛生ツール
陽性反応が確定したのち、施設療養をする場合は、2~3日で自宅をあとにします。高熱のため、入浴で体力を奪ったり、その後の室内消毒が難しいことを考えると、以下のようなツールを使うことをオススメします。
2)お世話係の簡易防御服
エリアルールでご案内するように、基本的に非対面・非接触ですが、ママさんからすれば、 1日に数回は様子を見たいものではないでしょうか。わたしは今回 雨合羽とシャワーキャップ、使い捨てグローブ、メガネを利用しました。いずれも防災用にダイソーで用意。
3)ごみの処理〔!重要!〕
コロナ罹患者のゴミは「不活化してから捨てる」のが基本です。保健所の指導では
1.ごみを分ける/※わがやは 色付きのごみ袋を使用 2.感染者のごみは、密閉したのち3日間放置し、二重にして出す
この2つです。放置する…ことで、ウィルスが不活化するのを待つわけですが、医療機関などでも ゴミが大変なのだそうです。ベランダやお庭で安全を確保できる「ねかせる」空間を作っておくと、イザの時便利です。そして、これは 地震災害、風水害時でも同様です。
日頃から、防災の課題の中に「ごみ」問題を入れておきましょう。
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いざうち@COVID19の掲載予定
〔1〕家族がコロナにかかったら
〔2〕家族トリアージ
〔3〕おうちトリアージ
〔4〕施設療養
〔5〕すごもり生活/健康観察期間
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