3.自主防災会とコロナ@危機管理の範囲
【コロナ禍で自主防災会はどうするか】
東日本大震災から自主防災会を立ち上げて、今年で10年になります。で、
自治会に「記念アルバムをつくろう」とご依頼をいただいて、活動履歴をまとめながら、
コロナが始まった当初、すごく悩んだことを思い出しました。
なにぶん、コロナは災害というよりも「病気」という認識が強かった気がするので、
自分たちは、どうするか?は 人によって考えが違ったんですね。
うちの自主防災会は、計画していたわけではないけど、ワークショップか、定例会議か、
とにかく月に1回集まっていました、で、どーするか…うちの自主防災会では、こうなりました。
①ブログで「コロナとはなんだろう&うちの自主防での指針」記事を配信する
②赤ちゃんなどのいる世帯に消毒薬を配布する
③管理会社に消毒を強化してもらい、施設ガイドラインを掲示板に貼ってもらう
【公助…の現場でも、見えなかった隔離情報】
海外の危機管理マニュアルでは、「アナウンス」と「インフォメーション」の2種の情報をかっちりと分けて提供します。
アナウンス…とは「なくてはならない情報」で、死者●●名、罹患者●●名…という種類。
一方「インフォメーション」は、「施設隔離になった場合は、速やかに5日間の自宅待機に備え●●を用意しましょう」というもの。
わがやはデルタ株での感染でしたが、わたしが実施した「ゾーニング、感染対策」は、コロナ禍で全国規模の防災会議があり、たしかNHK主催の会議での情報を用いたものでした。
その頃は 市役所であっても、施設隔離者などの情報が得難く、個人情報の壁もあって、インフォメーションがしづらかったようです。市役所がきついのは、市民個々の情報格差にアクションしたいところが、公助でのガイドラインはあってもインフォメーションにあたる情報が薄すぎたことだろうと拝察しています。
災害対策の在り方で、情報に関する部分は、まだまだ改善の余地がありそうです。
【すばらしい!!自主防災会の取り組み】
茅ヶ崎地区の各自主防災会に「コロナ対応」をうかがってみたところ、色々な意見が出ました。専門性を要するのだから、自分たちは動く必要ない、感染を広げてはいけない…というご意見も多かったですし、中には ごみの集積を別にしろ、というご意見もありました。
そのなかで、すばらしい!と思った事例。
自主防災会で、毎日「感染者の数」「厚労省などの記事」を掲示板に添付する
この対応は「アナウンス」を間違いなく届ける…という指針、あるべき自主防災会の取り組みです。
オンライン情報が山のようにある一方で、ご高齢者は情報の収集が難しいですし、情報が多すぎるがために、取捨選択に迷います。毎日貼る…という取り組みは、並大抵のことではありません。自主防災会とは何か?それをきちんととらえた取り組みだと思いました。
調査によると、自主防災会…自治会費から、各ご家庭に経済支援をした事例があったそうです。そのための「災害対策費」だとして、各世帯に1~2万円の給付を行った事例があります。
【コロナ禍での家庭インフォメーション】
わがやが感染したと聞いて、お手伝いくださるママさんたちのご連絡に本当に感謝しましたが、一方で 罹患したけどどうしていいか分からない…というご連絡も多々ありました。
その数は、多い月で30件を超える勢いです。
アナウンスだけでは、届かない事柄に とまどう声は少なくありませんでした。一番多かったのが、以下の2つです。
①自宅隔離、って 具体的にどうすればいいの?
②家庭内感染は、どうやって防ぐの?
ウィルスのような場合、自主防災会では「アナウンス」を各ご家庭にお届けできればベストですが、公助からのインフォメーションを強化していただければ、各ご家庭での対策が取りやすくなります。
災害の種類によって、自助・共助・公助の情報伝達の在り方はかえる必要がある‥今回のコロナで学んだことです。今後は自主防災会、公助現場、ともに 各ご家庭、1人ずつに届く情報活動ができればと願っています。
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